片又木村(読み)かたまたぎむら

日本歴史地名大系 「片又木村」の解説

片又木村
かたまたぎむら

[現在地名]市原市片又木・泉台いずみだい

畑木はたき村の南にある。永禄三年(一五六〇)頃と推定される足利義氏朱印状(喜連川文書)真野まの郡内として「□成片又木 五十貫文」とみえ、足利公方の母芳春(北条氏綱娘)仰せにより、北条氏康が判物で当地を高右衛門大夫に宛行っている。文禄三年(一五九四)の上総国村高帳に村名がみえ、高二〇〇石。正保国絵図でも同高で、幕末までほぼ同様。寛文四年(一六六四)当時久世広之領であった(「領知目録」寛文朱印留)。元禄郷帳では片亦木村。寛政五年(一七九三)の上総国村高帳では家数三二で、旗本小栗領。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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