治安(読み)じあん

日本の元号がわかる事典「治安」の解説

じあん【治安】

日本の元号年号)。平安時代の1021年から1024年まで、後一条(ごいちじょう)天皇の代の元号。前元号は寛仁(かんにん)。次元号は万寿(まんじゅ)。1021年(寛仁5)2月2日改元。1021年は天命が改まる年(王朝が交代する革命の年)とされる辛酉(しんゆう)にあたることから、応和(おうわ)の改元の先例にならって行われた(辛酉改元)。『漢書(かんじょ)』を出典とする命名。◇「ちあん」とも読む。

ちあん【治安】

安(じあん)

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精選版 日本国語大辞典「治安」の解説

ち‐あん【治安】

[1] 〘名〙 世の中が治まってやすらかなこと。また、世の中をやすらかに治めること。犯罪などを防ぎ、社会の安寧秩序を保つこと。
※本朝麗藻(1010か)上・暮春侍宴左丞相東三条第同賦度水落花舞〈藤原公任〉「為倩陽春新調奏、宮商自有治安声
※近世紀聞(1875‐81)〈染崎延房〉四「夫幕府の任たるや内は、皇国を治安(チアン)なさしめ」 〔史記‐孝文本紀〕

じあん ヂアン【治安】

平安時代、後一条天皇の治世の年号。寛仁五年(一〇二一)二月二日、辛酉革命により改元。関白藤原頼通。治安四年(一〇二四)七月一三日、万寿と改元。出典は「前漢書‐賈誼伝」の「陛下何不壱令臣得孰数之於前、因陳治安策、試詳択焉」。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「治安」の解説

治安
ちあん

警察軍隊などの強制力によって反乱暴動などの社会的混乱を鎮圧し,さらに殺人強盗放火などの犯罪を取締ることによって国家社会安寧秩序を保つこと。治安は社会生活上欠くことのできない重要な国家機能の一つであるが,反面支配層がみずからの支配を維持し,反抗者を弾圧するために政治的に利用することがあり,警察力発動の根拠として治安の名が乱用されることがある。

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普及版 字通「治安」の解説

【治安】ちあん

治まって安定している。〔史記、文帝紀〕古(いにしへ)殷・の國を(たも)つや、治安なること皆千。古の天下、焉(こ)れより長きは(な)し。此のを用ふればなり。嗣を立つるに必ず子とするは、從(よ)りて來るし。

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