片手切(読み)かたてぎり

精選版 日本国語大辞典 「片手切」の意味・読み・例文・類語

かたて‐ぎり【片手切】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 刀を片手に持って、切り下げること。片手打ち。
    1. [初出の実例]「脇指を以片手切にすべいとすれば」(出典:雑兵物語(1683頃)上)
  3. かたよって射切ること。
    1. [初出の実例]「左の膝を、かた手切に力革懸けてふっと射切り」(出典:保元物語(1220頃か)中)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android