片添ふ(読み)カタソウ

デジタル大辞泉 「片添ふ」の意味・読み・例文・類語

かた‐そ・う〔‐そふ〕【片添ふ】

[動ハ下二]片方へ寄せる。片寄せる。
「山かげに―・へて大きやかなるいはほのそばだてるを」〈増鏡新島守

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「片添ふ」の意味・読み・例文・類語

かた‐そ・う‥そふ【片添】

  1. 〘 他動詞 ハ行下二段活用 〙 片寄せる。一方に添える。
    1. [初出の実例]「海づらよりは少しひき入りて、山かげにかたそへて、大きやかなる巖(いはほ)のそばだてるをたよりにて」(出典:増鏡(1368‐76頃)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android