牛毛村(読み)うしげむら

日本歴史地名大系 「牛毛村」の解説

牛毛村
うしげむら

[現在地名]春日井市熊野くまの

野田のた村の東、南は庄内川を隔て吉根きつこ(現名古屋市)。密蔵院縁起書に嘉暦三年(一三二八)開山慈妙が美濃国より来化の折、白い牛に乗って当地に来た。慈妙が下りると牛が忽然と消えた。この牛消えが牛毛となったとある。円福寺寄進田帳(円福寺蔵)に天文一九年(一五五〇)のこととして「弐段、坪本ハ牛毛之村加治田九郎三郎居屋敷之北也」とある。寛文一一年(一六七一)の家数三〇、人数二一九(寛文覚書)。「徇行記」によれば、田は一四町九反四畝余、畑は二四町四反二畝余で高四一六石余はすべて名古屋の東照宮の社領であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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