牛野尾村(読み)うしのおむら

日本歴史地名大系 「牛野尾村」の解説

牛野尾村
うしのおむら

[現在地名]下田村牛野尾

守門すもん川が形成する牛野尾谷にあり、森町もりまち村から八十里越はちじゆうりごえに至る道に沿う。北の長崎ながさき村と南の濁沢にごりさわ村のほぼ中間に位置する。天正一二年(一五八四)の牛野尾村田帳(藤崎文書)があり、「うしのおふん」「はや水けつしよふん」「かもの介ふん」に分れて多くの地名人名が記される。当時は周辺の村々を含んでいたと思われる。文禄二年(一五九三)一二月二〇日の河村彦左衛門尉年貢請取状(同文書)には「本銭拾三貫三百五十五文地此内 壱貫四百地去年より不作也 壱貫地去年之引目 九百五十五文当作之引目」として、定納九〇俵四升五合を皆納している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android