肝煎役(読み)きもいりやく

精選版 日本国語大辞典 「肝煎役」の意味・読み・例文・類語

きもいり‐やく【肝煎役】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 江戸時代、職制上の肝煎、村の庄屋・名主役をいう。
    1. [初出の実例]「村方肝煎役、被仰付候」(出典:村々百姓由緒留(尾州)‐比方村彌兵衛書上)
  3. あれこれ世話をする人。
    1. [初出の実例]「坊主は葬式の肝煎役(キモイリヤク)」(出典社会百面相(1902)〈内田魯庵天下太平なる哉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android