最新 地学事典 「牡鹿深成岩体」の解説
おしかしんせいがんたい
牡鹿深成岩体
Oshika plutonic complex
南部北上山地,牡鹿半島中央部のジュラ系を貫く8×4kmの小岩体。単斜輝石岩・単斜輝石斑れい岩・かんらん石両輝石斑れい岩・両輝石斑れい岩などの斑れい岩系列と,輝石角閃石閃緑岩・石英閃緑岩からなる閃緑岩系列に大別される。本岩体を形成したマグマのうち少なくとも最初のステージは水平に近い地層中に岩床状に貫入し,その後ジュラ系堆積岩類の変形作用が起こった。KおよびRbに乏しい。石英閃緑岩のK-Ar年代は120Ma, Sr初生値は0.7045~0.7050。参考文献:K. Kubo(1977) J. Geol. Soc. Japan, Vol. 83: 763
執筆者:土谷 信高・蟹澤 聰史
参照項目:北上花崗岩類
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

