物らし(読み)モノラシ

デジタル大辞泉 「物らし」の意味・読み・例文・類語

もの‐ら・し【物らし】

[形シク]ものものしい。大げさである。
「押へてしめて馴れさするうまい盛りの振袖釣瓶鮨つるべずしとは―・しし」〈浄・千本桜

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「物らし」の意味・読み・例文・類語

もの‐らし【物らし】

  1. 〘 形容詞シク活用 〙 ( 「らし」は接尾語 ) ものものしい。大げさである。
    1. [初出の実例]「ふるうなり・自筆の額の物らしき」(出典:雑俳・馬たらひ(1700))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android