物哀(読み)ものあわれ

精選版 日本国語大辞典 「物哀」の意味・読み・例文・類語

もの‐あわれ‥あはれ【物哀】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )( 「もの」は接頭語 ) 何となくあわれなこと。何となくしみじみとした感興を誘うさま。また、かわいそうなさま。
    1. [初出の実例]「風いとさむく、時雨うちしつつ、いみじくものあはれにおぼえたり」(出典:蜻蛉日記(974頃)中)

もの‐の‐あわれ‥あはれ【物哀】

  1. もの(物)の哀れ

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android