物怪・物気(読み)もののけ

精選版 日本国語大辞典 「物怪・物気」の意味・読み・例文・類語

もの‐の‐け【物怪・物気】

〘名〙 人にとりついて悩まし、病気にしたり死にいたらせたりするとされる死霊・生霊・妖怪の類。また、それらがとりついて祟ること。邪気
貞信公記‐抄・延喜一九年(919)一一月一六日「依病不参、五節一人忽煩物気
※読本・雨月物語(1776)吉備津の釜「風のここちといひしが、何となく悩み出て、鬼化(モノノケ)のやうに狂はしげなれば」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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