物抵牾(読み)モノモドキ

デジタル大辞泉 「物抵牾」の意味・読み・例文・類語

もの‐もどき【物抵牾】

何かにつけてさからい非難すること。
「―うちし、われはと思へる人の前にては、うるさければ」〈紫式部日記

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「物抵牾」の意味・読み・例文・類語

もの‐もどき【物抵牾】

  1. 〘 名詞 〙 何かにつけてさからい非難すること。万事に不平を言うこと。
    1. [初出の実例]「物もどきうちし、我はと思へる人の前にては、うるさければ」(出典:紫式部日記(1010頃か)寛弘六年)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android