特称前提虚偽(読み)とくしょうぜんていのきょぎ

精選版 日本国語大辞典 「特称前提虚偽」の意味・読み・例文・類語

とくしょうぜんてい‐の‐きょぎ【特称前提虚偽】

  1. 〘 連語 〙 ( [英語] fallacy of particular premisses の訳語 ) 定言的三段論法で、二前提がともに特称前提なら結論が出ない、という規則に反して、むりに結論するために生じる虚偽。たとえば、「ある商人金持である、ある貧乏人は商人である、ゆえにある貧乏人は金持である」のたぐい。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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