デジタル大辞泉
「定言的三段論法」の意味・読み・例文・類語
ていげんてき‐さんだんろんぽう〔‐サンダンロンパフ〕【定言的三段論法】
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ていげんてき‐さんだんろんぽう‥サンダンロンパフ【定言的三段論法】
- 〘 名詞 〙 ( [英語] categorical syllogism の訳語 ) 大名辞・媒名辞・小名辞の三つの名辞について、大名辞と媒名辞からなる定言命題を大前提とし、小名辞と媒名辞からなる定言命題を小前提として、これら二つの前提から小名辞と大名辞からなる結論を導く種々の推論手続き。たとえば、大名辞を「可死的」、媒名辞を「人間」、小名辞を「ソクラテス」とすれば、「すべての人間は可死的である、ソクラテスは人間である、ゆえにソクラテスは可死的である」の類。〔論理学(1916)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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世界大百科事典(旧版)内の定言的三段論法の言及
【三段論法】より
…かっこ内のラテン語名(*印以外のすべてにつけられている)は,古くから用いられている略称である。以上の(3),表は,正確には〈定言的三段論法〉と呼ばれ,次の(4),(5),(6)とは区別されている(以下において,p,q,rは任意の命題を表すものとする)。 (4)〈“pならばq”,“qならばr”⇒“pならばr”〉という型の推論は〈純粋仮言三段論法〉,〈“pならばq”,“p”⇒“q”〉は〈仮言三段論法〉の〈肯定式〉,〈“pならばq”,“qでない”⇒“pでない”〉は同論法の〈否定式〉と呼ばれている。…
※「定言的三段論法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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