精選版 日本国語大辞典「犬の川端歩き」の解説
いぬ【犬】 の 川端歩(かわばたある)き
① 食べ物などあまり落ちていない川端を、犬がえさをあさって歩くように、定まった目的もなく、何かにありつこうとしてうろつくこと。また、外出して、途中で何か食べたいと思いながら食べずにすましてしまうことにもいう。犬川。
※洒落本・寸南破良意(1775)きおい「犬の川ばたをあるくやうだ、とろうかをあるきながら」
② えさが流れ去った後で、犬が川端をうろついても、何のかいもないように、いくら奔走してもかいのないことのたとえ。
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