犬島村(読み)いぬじまむら

日本歴史地名大系 「犬島村」の解説

犬島村
いぬじまむら

[現在地名]富山市犬島一―七丁目・犬島新町いぬじましんまち一―二丁目・豊若町とよわかちよう二丁目・豊島町とよしまちよう

神通川と常願寺川に挟まれた平坦地西側のわずかな台地上にあり、西の城川原じようがわら村とともに南端地表に礫層がある。南に豊田とよた村、東に米田よねだ村・水落みずおち村がある穀倉地帯であるが、両川による氾濫被害の多い地域でもあった。寛永二年(一六二五)の知行所目録(中川家文書)によると、犬島村の八七石余を津田右京・沢田少二郎が知行した。正保郷帳では高九二八石余、田方六一町八反余。寛文一〇年(一六七〇)の村御印では草高五六五石、免四ツ六歩、明暦二年(一六五六)・同三年の新田高二石があった(三箇国高物成帳)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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