狂咲(読み)くるいざき

精選版 日本国語大辞典 「狂咲」の意味・読み・例文・類語

くるい‐ざきくるひ‥【狂咲】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 花が時節はずれに咲くこと。特に、冬に時期はずれな花が咲くこと。また、その花。かえりざき。かえりばな。《 季語・冬 》
    1. [初出の実例]「霜の小菊の狂ひ咲き」(出典:浄瑠璃・栬狩剣本地(1714)四)
  3. 花が普通と違った形に咲くこと。珍しい咲き形。また、その花。
  4. ( 比喩的に ) ある物事が、その盛りの時期を過ぎてしまった頃、急に、わずかな期間だけ盛りの頃のような状態になること。くるいばな。
    1. [初出の実例]「その不自然さはパチンコの日本征服というような狂燥にみちた狂い咲きとなって現れたり」(出典:安吾新日本地理(1951)〈坂口安吾〉秋田犬訪問記)

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