狐興野(読み)きつねごうや

日本歴史地名大系 「狐興野」の解説

狐興野
きつねごうや

[現在地名]中之島村狐興野

信濃川右岸の沖積地、並木なみき新田宮内みやうち村の北にある。元和八年(一六二二)の中之島組所々新田帳(新発田市立図書館蔵)に狐興野新田とみえ、「元六年之開、同九年より可出」として田方八反大一一五歩とある。畠方一町一反余。同七年田方九反余・畠方一町七反余が開かれる。明暦三年(一六五七)とされる山通島通新田石高帳御高付(同館蔵)では二二石一斗余。寛文七年(一六六七)と推定される御領内見分之書付(貴船家文書)によると物成高二二石六斗余、家数一二・人数七〇。寛保組村郷帳石高(釈迦塚区有文書)では田三町八反余・分米二〇石四斗余、畑七町一反余・分米一四石七斗余、家数本家三・名子家一〇・間脇家三、人数男五〇・女五二。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android