並木新田(読み)なみきしんでん

日本歴史地名大系 「並木新田」の解説

並木新田
なみきしんでん

[現在地名]中之島村並木新田

長呂ながろ村の北、信濃川右岸の沖積微高地に立地。元和八年(一六二二)の中之島組所々新田帳(新発田市立図書館蔵)に「波木新田」とみえ、「元六年之開、同九年より可出」として田方六反大、「同年之開」として畠方一町大三歩とあり、元和六年から開発されたと思われる。同七年には田方四反余・畠方四反余、翌八年は田方三六歩が開かれた。寛永二一年(一六四四)の御領内新田高付同物成帳(同館蔵)には「并木新田」とあり、高六三石八斗余で物成三〇石二斗余。明暦三年(一六五七)とされる山通島通新田石高帳御高付(同館蔵)には高一八石三斗余とある。正保国絵図では高九三石余であるが、この中には権太夫ごんだゆう新田の高が含まれていると思われる。


並木新田
なみきしんでん

[現在地名]頸城村並木新田

はなさき村から柿崎かきざき(現柿崎町)へ通じる並木道の東にあり、西は二野分にのぶ村、北東日根津ひねづ村がある。近世初頭の新田開発によって成立したと思われるが、三回の開発のいずれにも村名が出ない。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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