精選版 日本国語大辞典 「狗尾をもて貂に継ぐ」の意味・読み・例文・類語 こうび【狗尾】 を もて貂(ちょう)に継(つ)ぐ ( 「晉書‐趙王倫伝」の「奴卒廝役、亦加二爵位一、毎二朝会一、貂蝉盈レ座、時人為レ之諺曰、貂不レ足、狗尾続」による ) 貂(てん)の尾で飾った冠を戴く者の後に、狗尾で飾った冠が続く。貂がたりなくなるほど、官爵を濫発するたとえ。また、善美なものに粗悪なものが続くたとえ。[初出の実例]「言下に一句を吐、所謂狗尾をもて貂に継たるここちするを」(出典:俳諧・花鳥篇(1782)序) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例