狗尾をもて貂に継ぐ(読み)こうびをもてちょうにつぐ

精選版 日本国語大辞典 「狗尾をもて貂に継ぐ」の意味・読み・例文・類語

こうび【狗尾】 を もて貂(ちょう)に継(つ)

  1. ( 「晉書‐趙王倫伝」の「奴卒廝役、亦加爵位、毎朝会、貂蝉盈座、時人為之諺曰、貂不足、狗尾続」による ) 貂(てん)の尾で飾った冠を戴く者の後に、狗尾で飾った冠が続く。貂がたりなくなるほど、官爵を濫発するたとえ。また、善美なものに粗悪なものが続くたとえ。
    1. [初出の実例]「言下に一句を吐、所謂狗尾をもて貂に継たるここちするを」(出典:俳諧・花鳥篇(1782)序)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む