善美(読み)ゼンビ

デジタル大辞泉 「善美」の意味・読み・例文・類語

ぜん‐び【善美】

[名・形動]物事がよく、しかも美しいこと。りっぱで美しいこと。また、そのさま。「善美を尽くした建物
宗教洪大なるに過ぎ、―なるに過ぎ」〈福沢文明論之概略

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精選版 日本国語大辞典 「善美」の意味・読み・例文・類語

ぜん‐び【善美】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) よくて、しかも美しいこと。立派で美しいこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「其外延年猿楽尽善美云々」(出典看聞御記‐永享元年(1429)九月二九日)
    2. 「宗教は洪大なるに過ぎ、善美なるに過ぎ」(出典:文明論之概略(1875)〈福沢諭吉〉六)

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普及版 字通 「善美」の読み・字形・画数・意味

【善美】ぜんび

善と美。〔論語、八〕子、(せう)(の楽)を謂ふ。美を盡せり。善を盡せりと。武(武王の楽)を謂ふ。美を盡せり。未だ善を盡さずと。

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