日本歴史地名大系 「独鈷町」の解説 独鈷町とつこまち 秋田県:大館市大館町独鈷町[現在地名]大館市独鈷町城下北端部に位置する足軽町。十狐町とも記す。元禄一七年(一七〇四)の大館城下絵図に「とつこ町」とある。長木(ながき)川に平行する道路を軸に形成され、西は川原(かわら)町に通ずる。東は長木・下代野(しもだいの)などに延びる街道となり、城下南西部の足軽(あしがる)町同様大館町に入る街道入口に形成される。中世浅利氏の本拠独鈷城下(現北秋田郡比内(ひない)町)の家臣が住んだことからその名が生じた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報