日本歴史地名大系 「大館町」の解説
大館町
おおだてまち
- 秋田県:大館市
- 大館町
大館盆地の中央部、東から延びる舌状台地上に位置し、北側を
正保四年(一六四七)の出羽一国絵図に大館町一千五六六石とある。寛政六年(一七九四)の六郡惣高村附帳では大館村と記され、当高一千一六四石余で、一八ヵ村の親郷であった。比内地方の中心であるだけに江戸期を通じ発展を遂げ、幕末の「郷村史略」には高二千一〇六石七斗余、家居六五三戸、人三千一四四口で、枝郷を含めない大館だけの戸数は四五八戸であった。枝郷として
大館町の組立ては宝暦九年(一七五九)の大館城絵図(栗盛文庫蔵)によれば、本丸を囲んで堀があり、本丸と南の二の丸を囲んで侍町が配置される。侍町である
〔内町〕
所預所在の町には、所預配下の家中と本藩の給人という所属の違う武士階級があった。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報