狭襟(読み)セマエリ

デジタル大辞泉 「狭襟」の意味・読み・例文・類語

せま‐えり【狭襟】

和服長着で、背中央から襟先まで約5.5センチの幅に仕立てた襟。男物・子供物、女物の普段着などに用いる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「狭襟」の意味・読み・例文・類語

せま‐えり【狭襟】

  1. 〘 名詞 〙 和服で女子のふだん着の襟。撥(ばち)襟や細襟をいう。広襟に対していう。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の狭襟の言及

【襟∥衿】より

…衣服の首回りから胸前に当たる部分,およびそこにとりつけられた縁どりをいう。古代中国では首のまわりを領,胸前を襟または衽,これを結び合わせる紐を衿というように,文字を使い分けた。日本の衣服は襟ぐりの形によって,丸首型を盤領(あげくび),交差型を垂領(たりくび)と称したが,中国や朝鮮ではさらに細かく分けて,曲領,直領,円領,団領,交領,対領などの区別がある。垂領の襟はV字状に交差させ打ち合わせるが,自分からみて左の衽(おくみ)を右の上に重ねる着方を右衽(うじん)(右前ともいう。…

※「狭襟」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android