日本歴史地名大系 「猪子石村」の解説 猪子石村いのこしむら 愛知県:名古屋市名東区猪子石村[現在地名]名東区猪高(いたか)町猪子石(いのこいし)・平和(へいわ)が丘(おか)・よもぎ台(だい)・八前(はちまえ)、千種(ちくさ)区猪高町猪子石東は藤森(ふじもり)村に接する。猪子石は猪腰・猪子志とも書き、村内に猪子石と称する猪に似た石があるので名付けられたという(尾張志)。貞治四年(一三六五)足利義詮御教書(名古屋市博物館蔵)に<資料は省略されています>とある。この時期長母(ちようぼ)寺(現東区)領として安堵された。織田信雄分限帳に「二百九十貫文 横地主水 二百貫落合ノ郷九貫イノコウノ内ヲ以」「二百貫 政秀寺 イノコシノ郷内」などほかに白坂寺および天王坊とともに書上げられ、庄内川・矢田(やだ)川沿いの信雄の重要な拠点の一つであった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by