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名古屋市 なごや

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

名古屋〔市〕
なごや

愛知県西部,伊勢湾の湾奥にある市。県庁所在地。縄文・弥生遺跡が残ることから,古くから人が居住していたことがわかる。市名は中世の那古野荘にちなむ。1889年市制。1908年 4区制を施行。1956年政令指定都市に指定。その後,いくたびか行政区が再編されて今日では千種区東区北区西区中村区中区昭和区瑞穂区熱田区中川区港区南区守山区緑区名東区天白区の 16区を置く。庄内川と天白川に囲まれ,西部は低湿な沖積地,東部は新第三紀の丘陵と洪積台地からなる。江戸時代,尾張徳川藩の城下町,熱田神宮鳥居前町東海道の宿場町,大須観音の寺内町を基盤として市街地が発展。今日では中部地方の交通の要衝で中京工業地帯の中核をなし,大都市圏は愛知県,岐阜県,三重県にも及び,いわゆる中部圏を形成。高等裁判所,国税局,名古屋地方気象台などの諸官庁,電力,新聞,放送などの事業所,東海旅客鉄道の本社,銀行,証券取引所,デパート,各種問屋などがあり,政治,経済,文化活動の中心機能が集中している。鉄鋼,機械,化学,繊維,製陶などの近代工業が盛ん。名古屋港は 20世紀初頭に開港して以来,自動車,陶磁器,鉄鋼などを輸出する大貿易港である。名古屋空港(小牧空港。2005名古屋飛行場と名称変更)には,2005年に愛知県常滑市沖に中部国際空港が開港するまでは,国内線・国際線ともに多くの定期便が発着していた。市街地は幅広い道路が整然と通り,市民 1人あたりの公園緑地も広く,第2次世界大戦後の都市計画の評価は高い。名古屋大学をはじめ国公私立の大学,徳川美術館,愛知芸術文化センター,愛知県体育館,名古屋市公会堂,ナゴヤドーム,名古屋城,名古屋テレビ塔,東山動植物園などがある。面積 326.45km2。人口 229万5638(2015)。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

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