…真夜中に人の見ていない山中で踊りをおどるとか,どこかに猫が人の姿をしてくらしている村があって,道に迷った者が泊めてもらって危うく猫に姿を変えられるところを逃れてきたという話もあった。猫股(ねこまた)と呼んで,尾が裂けているとか,化けたり人語をかたるなどといわれたものがあり,《明月記》や《徒然草》にも人を害するものとしてみえる。また,いくつかの〈猫騒動〉も伝えられている(猫騒動物)。…
※「猫股」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...