精選版 日本国語大辞典 「猿飛出」の意味・読み・例文・類語 さる‐とびで【猿飛出】 〘 名詞 〙 能面、小飛出(ことびで)の一種。坊主頭で、ひとみを大きく見ひらき、口を大きく横にひらいた異形面。猿に似ているので、この名がある。「鵺(ぬえ)」などの後ジテに用いる。[初出の実例]「福永の首は能面の猿飛出のように大口をあけ」(出典:落城(1949)〈田宮虎彦〉) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例