玉手山東横穴群(読み)たまてやまひがしよこあなぐん

日本歴史地名大系 「玉手山東横穴群」の解説

玉手山東横穴群
たまてやまひがしよこあなぐん

[現在地名]柏原市旭ヶ丘二丁目

玉手山丘陵のほぼ中央、標高一〇二メートルのひがし山から東に派生した丘陵斜面につくられた横穴群。大きく三群に分けられ、北側のA群とB群は、昭和四三年(一九六八)土砂採取に伴う発掘調査が実施された。調査はA群四基、B群一二基について行われたが、横穴の総数は三五基以上と推定されている。南のC群は相当古い時期に削平され、調査時には一基が残存するだけとなっていて、実体は不明である。A群では、すべて玄室の側壁と天井部の接点に段が設けられ、側壁と天井部とを明確に区別している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む