日本歴史地名大系 「玉手山東横穴群」の解説 玉手山東横穴群たまてやまひがしよこあなぐん 大阪府:柏原市国分村玉手山東横穴群[現在地名]柏原市旭ヶ丘二丁目玉手山丘陵のほぼ中央、標高一〇二メートルの東(ひがし)山から東に派生した丘陵斜面につくられた横穴群。大きく三群に分けられ、北側のA群とB群は、昭和四三年(一九六八)土砂採取に伴う発掘調査が実施された。調査はA群四基、B群一二基について行われたが、横穴の総数は三五基以上と推定されている。南のC群は相当古い時期に削平され、調査時には一基が残存するだけとなっていて、実体は不明である。A群では、すべて玄室の側壁と天井部の接点に段が設けられ、側壁と天井部とを明確に区別している。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by