日本歴史地名大系 「玉江遺跡」の解説 玉江遺跡たまえいせき 佐賀県:武雄市上野村玉江遺跡[現在地名]武雄市橘町永島字玉江標高二八七・九メートルの虚空蔵(こくぞう)山の北山麓、標高七メートル前後の水田中に位置する。弥生時代後期の銅鉾出土遺跡である。昭和四〇年(一九六五)頃発見されたが、遺跡の調査は行われていない。弓野(ゆみの)人形に用いる粘土を採掘中、偶然に銅鉾が出土したという。耕作土より六〇センチ下に粘土層があり、粘土層の下に拳大の栗石層があって、その層の直上から銅鉾が出土したというが、遺構そのものについては明らかにされていない。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by