銅鉾(読み)ドウボコ

デジタル大辞泉 「銅鉾」の意味・読み・例文・類語

どう‐ぼこ【銅×鉾/銅矛】

弥生時代青銅製の朝鮮半島製の武器は、北部九州で墓に副葬。日本製の多く実用から離れた祭器。九州から中国四国地方にかけて出土する。

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精選版 日本国語大辞典 「銅鉾」の意味・読み・例文・類語

どう‐ほこ【銅鉾・銅矛】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「どうぼこ」とも ) 北九州地方から多く発見される彌生時代の青銅製武器。両刃中央に鎬(しのぎ)が、その両側に樋(ひ)があり、下部は短い筒状で木柄などに装着する。次第に大型化し祭器として使用された。
    1. 銅鉾〈福岡県飯塚出土〉
      銅鉾〈福岡県飯塚出土〉

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「銅鉾」の意味・わかりやすい解説

銅鉾
どうほこ

柄との接合部分が袋状になった,刺突を目的とする青銅の武器。銅矛とも書き,どうぼことも読む。中国や朝鮮,日本,インドシナなどに分布する。日本では弥生時代の青銅器の代表的なものである。当初大陸からの渡来品である穂が短く鋭利な狭鋒銅鉾が使用され,その後,穂が長大な非実用的な中鋒銅鉾や広鋒銅鉾が日本でつくられるようになった。

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旺文社日本史事典 三訂版 「銅鉾」の解説

銅鉾
どうほこ

弥生時代の青銅製祭器。➡ 銅剣・銅鉾

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