王清任(読み)おうせいじん(その他表記)Wáng Qīng rén

改訂新版 世界大百科事典 「王清任」の意味・わかりやすい解説

王清任 (おうせいじん)
Wáng Qīng rén
生没年:1768-1831

中国の清時代のすぐれた医家。字は勛臣(くんしん),玉田(河北省)の人。臨床面でも多くの貢献があったが,むしろ解剖ないし生理学説によって知られている。かれはしばしば刑場に赴いて死体臓器を観察し,1830年(道光10)に《医林改錯》2巻を著して,心包絡とか命門説など,従来臓腑説に誤りのあることを指摘し,新しい説を提出した。それは現在からみるとまだ誤りがあるが,中国医学史上の一つの進歩であることは確かである。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 赤堀

一度利用した製品を捨てずにそのまま再使用すること。ごみの削減に重要だとされる「3R」の一つで、衣類・服飾品や家電などさまざまな品目が取り扱われている。リユース商品の専門店やイベント、フリーマーケット...

リユースの用語解説を読む