刑場(読み)ケイジョウ

世界大百科事典 第2版の解説

けいじょう【刑場】

一般には公権力によって設置された死刑執行の場をいう。
[日本]
 江戸時代には,御仕置場(おしおきば)ともいわれた。通常,死刑執行の場に限定し,敲(たたき)刑を行った牢屋敷門前や,晒(さらし)刑執行の晒場は含めない。死刑は,牢屋敷内で行うものと,牢屋敷の外で行うものとがあったが,狭い意味で刑場という場合,牢屋敷外の刑執行場を指している。江戸小伝馬町牢屋には,南東隅に切場(きりば)があって,死罪,下手人および獄門の諸刑は,ここで斬首がなされた。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

大辞林 第三版の解説

けいじょう【刑場】

処刑をする所。処刑場。しおきば。 「 -に引かれる」 「 -の露と消える」

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

世界大百科事典内の刑場の言及

【小塚原】より

…東京都荒川区にあった地名で,〈こつかっぱら〉ともいい,古塚原(こづかはら),骨ヶ原(こつがはら)ともいう。江戸時代,本所回向院の持地に幕府の刑場が置かれたことで名高い。刑場は現在の南千住2丁目,浅草山谷から奥州・日光道中最初の宿場千住へ向かう西沿いにあって,間口60間余,奥行30間余の規模を有した。…

【牢屋】より

…なお牢屋では懲役刑は行われることがなく,したがって牢屋には懲役監としての性格はなかった。(3)死刑,入墨刑が牢屋の構内で執行されたので,牢屋には刑場としての機能も加わっていた。 江戸幕府の牢屋には,関東郡代支配の本所牢屋,京都・大坂・長崎などの奉行所の牢屋,各代官所の牢屋などがあるが,最も大きく,著名なのは江戸の小伝馬町牢屋である。…

※「刑場」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

今日のキーワード

夏至

二十四節気の一つであるが,二至 (夏至,冬至) ,二分 (春分,秋分) の四季の中央におかれた中気。夏至は太陰太陽暦の5月中 (5月の後半) のことで,太陽の黄経が 90°に達した日 (太陽暦の6月 ...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

刑場の関連情報