王符(読み)おうふ

精選版 日本国語大辞典 「王符」の意味・読み・例文・類語

おう‐ふワウ‥【王符】

  1. 中国、後漢末期の学者。字(あざな)節信。甘粛臨涇の人。志操高く、立身出世を好まず、隠居して著述専念。特に「潜夫論」で知られる。生没年未詳。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「王符」の意味・わかりやすい解説

王符
おうふ
Wang Fu

中国,後漢末の学者。字は節信。性狷介で世俗に投じず,『潜夫論』 (10巻) を著わし,世俗を批判した。

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世界大百科事典(旧版)内の王符の言及

【潜夫論】より

…10巻36編。王符(2世紀中ごろ)の著で,桓帝のときに成立。王符は,張衡(ちようこう)や馬融らと親交をもったが,門閥勢力の盛行した当時の官界に合わなかった。…

※「王符」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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