コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

現実態 げんじつたいenergeia; actus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

現実態
げんじつたい
energeia; actus

「現実態」とはアリストテレスにおいて,類比関係の共観によってのみ悟られうる「可能態」の対概念である。始源的意味をとどめて用いられる場合もあって多義的であるが,この原語は,限りのある行為としての運動から区別される完全な行為としての実現活動を意味する場合と,可能的存在に対応する実体ないしは形相の意味での現実態とに大別されうる。この対概念はアリストテレス後期の哲学を特徴づける中心的概念である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

百科事典マイペディアの解説

現実態【げんじつたい】

デュナミス

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典内の現実態の言及

【エネルゲイア】より

…〈現実性〉〈現実態〉〈現勢態〉〈現実活動〉などと訳される。〈デュナミスdynamis〉(〈可能態〉〈潜勢態〉。…

【西洋哲学】より

…この方が事態の本質をいっそう深く洞察していると言えよう。
【現実態(エネルゲイア)と可能態(デュナミス)】
 もっとも,プラトンによって導入された形而上学的思考様式は,まったく無抵抗に受けいれられたわけではない。こうした伝統に逆らって,〈自然〉を生きたものとして見ようとする思想は西洋哲学の底層部につねに伏在しており,折あるごとに顔をのぞかせる。…

※「現実態」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

現実態の関連キーワードアリストテレス哲学の基本概念四原因[アリストテレス]デュナミスとエネルゲイアソシュール/用語解説ノエシス・ノエセオストマス・アクィナスエンテレケイアジェンティーレエネルゲイアコミューンメー・オン合理主義生得観念社会事業ラベル観念教育生成

今日のキーワード

だまし面接

企業が面談や懇談会と称して就職活動中の学生を呼び出し、実質的には学生を選考する偽装面接のこと。2016年卒業の大学生に対する選考活動の開始時期を、従来の4月1日から8月1日以降へと後ろ倒しする主旨の「...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android