現職研修(読み)げんしょくけんしゅう(英語表記)in-service training

図書館情報学用語辞典 第5版 「現職研修」の解説

現職研修

一般に,ある職についている人が仕事に必要な知識・技能を身につけるために行われる研修図書館における現職研修の方法としては,職場内で仕事を通して行われる教育,図書館関連団体を中心に職場外で実施される講座・研修会・勉強会への参加や施設見学,自己学習による研修など多様な形態がみられる.職場外の研修の代表的なものに,文部科学省が行う「地区別研修」,「新任館長研修」,同省と国立教育政策研究所が共催する「図書館司書専門講座」,日本図書館協会の行う「中堅職員ステップアップ研修」がある.情報通信技術の進展による図書館業務の高度化により現職研修の重要性は高まっている.2008(平成20)年の図書館法改正により,現職者に対して,資質向上のために「必要な研修」を行う努力規定(第7条)が設けられた.

出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android