琉大ゴールド(読み)りゅうだいごーるど

事典 日本の大学ブランド商品 「琉大ゴールド」の解説

琉大ゴールド

[食品]
琉球大学(沖縄県中頭郡西原町)の大学ブランド。
新たに開発された秋ウコン品種農学部では石嶺行男教授とモハメド・アムザド・ホサイン准教授が多年にわたり、海外から様々な種類のウコンを収集、品種改良を重ね、ウコンの研究をすすめてきた。琉大ゴールドは、農学部附属亜熱帯フィールド科学教育研究センターを中心とする「琉大ブランド農産物の開発・生産と事業化研究特別プロジェクト」(2006年~)によって開発されたもの。分析結果に拠れば、一般的な沖縄在来種と比して、薬効成分であるクルクミン含量が20倍以上あることが判明している。また、根茎が太いため、収穫量も多い。農林水産省に品種登録を出願中。今後も優良な系統を開発すべく品種改良が進められる。なお、「UR TURMERIC 琉球大学ウコン」として、国立大学法人琉球大学を権利者にウコンに関する商標を2009(平成21)年12月に取得済(第5284442号)。
(注)記載内容は事典編集当時(2010年2月)のものです。内容・価格等はその後に変更になった場合もあります。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の大学ブランド商品」事典 日本の大学ブランド商品について 情報

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