日本歴史地名大系 「琴枕村」の解説 琴枕村ことまくらむら 島根県:仁多郡仁多町琴枕村[現在地名]仁多町高田(たかた)高田村の北西、大原郡境に通ずる谷間に位置する。文保二年(一三一八)五月二一日の中原某寄進状写(高田寺根元録)に「三所郷琴石」とあり、琴石(こといし)八〇〇文などが大領(だいりよう)権現に寄進されている。琴石について「雲陽誌」は「形日本琴のことくなる石なり、古美女一人来て琴を弾し、此石を枕として死す、夫より土人琴石といふ故に村の号とせり」と記す。現在も琴石と称する石が当地に残る。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by