環境決定論(読み)かんきょうけっていろん(その他表記)environmental determinism

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「環境決定論」の意味・わかりやすい解説

環境決定論
かんきょうけっていろん
environmental determinism

自然環境が人間の生活や活動を決定すると考える環境論の一つの立場で,環境可能論に対する。近代人文地理学の祖で,環境の役割を重視する F.ラッツェルの立場を,フランスの社会経済史家 L.フェーブルが名づけた。しかし,ラッツェルは決定論というほど強い立場でなく,この論の積極的な支持者は,アメリカの地理学者 E.センプルである。彼女は人間を地球の子とみなし,複雑な社会,経済,政治現象を自然的諸条件から説明しようと試みた。

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