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決定論 けっていろん determinism

翻訳|determinism

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

決定論
けっていろん
determinism

人間の行為をも含めてあらゆる事象,出来事がなんらかの原因によってあらかじめ決められているとする考え方で,非決定論に対するもの。決定因が何であるかによって決定論の種類が分けられる。すなわち,自然的,ないし機械論的決定論では,自然の因果法則により (古代ギリシアの原子論者,ホッブズスピノザ) ,神学的決定論では神の全知により (予定説) ,経験論的ないし心理学的決定論 (ロックヒューム) では経験的法則により決定されるとされる。

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デジタル大辞泉の解説

けってい‐ろん【決定論】

哲学で、一切の事象、特に自由と考えられている人間の意志やそれに基づく行為は、何らかの原因によってあらかじめ全面的に決定されているとする説。必然論。デターミニズム。→偶然論

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百科事典マイペディアの解説

決定論【けっていろん】

あらゆる事象の生起と帰結が前もって決定されているとする立場。英語ではdeterminism。キリスト教預定説(決定の主体は神)が宗教上の,デカルト=ニュートン流の力学的・機械論的決定論(決定の主体は自然法則)が哲学・自然思想上の決定論の代表。
→関連項目因果関係運命論

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世界大百科事典 第2版の解説

けっていろん【決定論 determinism】

世界に生起するできごとは,なんらかの形で元来決定されている,と考える立場を指す。決定の主体が超自然的な神である場合もあるし,また自然法則であると考えられる場合もあるが,宗教的決定論とでもいうべき預定説では,世界のできごとというよりは,人間の救済が元来決定されていることを主張する点で,一般の決定論とは異なるといえる。自然法則によって世界のできごとが決定されている,という決定論的主張は,デモクリトスの原子論にもすでに胚胎されていたが,それが具体的な意味をもったのは近代後期である。

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大辞林 第三版の解説

けっていろん【決定論】

自然や歴史の諸現象の生起は、外的な原因(神・自然・因果性・社会関係など)によって究極的に規定されているとする考え。人間の意志・責任や行為の意義については否定的になる傾向がみられる。必然論。 ↔ 非決定論自由意志論偶然論

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

決定論
けっていろん
determinism英語
Determinismusドイツ語
dterminismeフランス語

常識的には、未来の事柄のなかには、人間の自由意志によって、それが生ずるかどうかが左右されるものがあり、この意味で未来には不定な部分がある。この常識に逆らって、世の中でどういうことが起こるかは、未来永劫(えいごう)にわたってすべてあらかじめ決定されている、と主張する立場が、決定論である。そのなかで、根拠を宗教的な啓示に求めるものを「宗教的決定論」という。たとえば、キリスト教の思想家のなかには、神の意志によってすべてのことはあらかじめ決定されているとする、いわゆる予定説をとる者も多い。また、自然法則は、正規形の常微分方程式の形をとっているので、すべては、初期条件によって決定されているとする「科学的決定論」もある。量子論以後の自然科学では、この決定論は採用されないが、事象の確率は決定されているとする「確率論的決定論」がそのかわりに唱えられることもある。しかし、これを決定論の仲間に入れるのは適当ではないとする意見もある。[吉田夏彦]

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