環境調査制度(読み)かんきょうちょうさせいど

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「環境調査制度」の意味・わかりやすい解説

環境調査制度
かんきょうちょうさせいど

工業用地や宅地開発の際に周辺住民の意見を聞いたり環境影響調査を行うなどの環境アセスメント調査は今日一般的なものとなっているが,ほとんどは計画が最終的な段階に入ってから行われるため,事実上は名目的なものになっている。そこで川崎市は 1991年,計画立案の時点で各種の影響調査を行うことを義務づける環境調査制度を盛込んだ環境基本条例を制定,93年から実施された。これにより,開発計画の変更実際に求めることが可能になった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android