最新 地学事典 「環太平洋列島弧」の解説
かんたいへいようれっとうこ
環太平洋列島弧
circum-Pacific island arcs
太平洋のまわりにのびる活動帯。地震・火山その他さまざまの地球内部エネルギーに起因する変動が,現在最も活発な所。弧状に延びる隆起帯と沈降帯とが平行に相接して存在する特徴があり,沈降帯は海溝を,隆起帯は島の列をなすことが多いが,大陸の一部をなす場合もある。太平洋に臨むとは限らないし,また太平洋岸がすべてこの活動帯に属するわけではない。便宜上,次の12区に分ける。ニュージーランド─トンガ,メラネシア,インドネシア,フィリピン,琉球-西日本,東日本-マリアナ,千島,アリューシャン,中米太平洋岸,西インド諸島,南米太平洋岸,スコチア-西南極。インドネシア島弧の延長がヒマラヤ山系の一部に続くことや,種々の点で造山帯に似ていることから,列島弧は生きている造山帯と考える人が多い。
執筆者:杉村 新
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

