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甍を並ぶ(読み)いらかをならぶ

精選版 日本国語大辞典 「甍を並ぶ」の意味・読み・例文・類語

いらか【甍】 を 並(なら)

  1. 建物が立ち並ぶ。家がたくさんたてこんでいるさまをいう。
    1. [初出の実例]「総じて上下の屋形の数、十万八千間、軒をならべて小路をやり、いらかをならべて打たりけり」(出典:曾我物語(南北朝頃)八)
  2. 比喩的に、多くのものがずらりと並んでいるさまをいう。
    1. [初出の実例]「御一門歴々宗徒の家子郎等、甍を並べて討死、算を乱したる有様御覧じ」(出典:信長公記(1598)一五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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