甘南備村(読み)かんなびむら

日本歴史地名大系 「甘南備村」の解説

甘南備村
かんなびむら

[現在地名]富田林市甘南備

石川郡に属し、現富田林市域の最南端、竜泉りゆうせん村の南にある。東は吉年よどし(現南河内郡千早赤阪村)、東から南は小吹こぶき(同上)、南は錦部にしごり観心寺かんしんじ村・長野ながの(現河内長野市)。村内東部を北西流する中津原なかつはら川と、西部を北東流するがま川が竜泉村南部で合流して佐備さび川となる。天正一二年(一五八四)一一月の河内国御給人御蔵入之内より出米目録(中之島図書館蔵)に三四九石九斗七升「かんなべ」とみえ、右の内より二五〇石三升出米と注記される。正保郷帳の写とみられる河内国一国村高控帳では高八八五石余、幕府領、小物成として山年貢米四石余・山年貢銀一四〇匁。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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