甘遂(読み)かんずい

精選版 日本国語大辞典 「甘遂」の意味・読み・例文・類語

かん‐ずい【甘遂】

  1. 〘 名詞 〙 植物なつとうだい(夏灯台)」の古名。また、その根茎を乾燥した利尿薬の漢方名。〔本草和名(918頃)〕

にいそにひそ【甘遂】

  1. 〘 名詞 〙 植物「なつとうだい(夏灯台)」の異名。〔本草和名(918頃)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 夏灯台 名詞

世界大百科事典(旧版)内の甘遂の言及

【トウダイグサ】より

…三角形の苞葉と,暗紫色で三日月形の腺体が特徴。根は利尿剤となり,甘遂(かんずい)E.kansui Liouの代用として用いられる。ノウルシE.adenochlora Morr.et Decne.は,あぜなど平地の湿った草地に群落を形成する多年草で,高さ50cm内外。…

※「甘遂」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android