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利尿薬 リニョウヤク

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デジタル大辞泉の解説

りにょう‐やく〔リネウ‐〕【利尿薬】

尿の生成を促進し、尿量を増加させる薬。腎臓に直接作用する抗アルドステロン剤、間接に作用するアミフィリンなどがある。浮腫(ふしゅ)などの治療に用いる。利尿剤。

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百科事典マイペディアの解説

利尿薬【りにょうやく】

尿量を増加させる薬剤で,むくみ(水腫)の治療に用いる。強心作用により腎血圧を上昇させて二次的に利尿作用を現す強心利尿薬にはジギタリスなどがあり,心臓性浮腫に適用。
→関連項目サポニンジウレチン心臓弁膜症セネガ根ドーピング尿毒症ネフローゼ

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世界大百科事典 第2版の解説

りにょうやく【利尿薬 diuretics】

尿を増量して,体内に余分に蓄積された水分を排出させる薬剤。浮腫(水腫)などに際して用いられる。利尿薬はその作用によって,糸球体濾過を促進させるもの,水利尿を起こすもの,尿細管での再吸収を抑制するもの,の三つに大別される。(1)糸球体濾過を促進させる薬剤 心臓の拍出量を増加させ,糸球体を流れる血量を増加させるか,腎臓の血管を拡張して,糸球体濾過量を増大させる。前者では,強心配糖体ジギタリスが代表的である。

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大辞林 第三版の解説

りにょうやく【利尿薬】

尿量を増加させる作用をもつ薬剤。腎臓障害・循環障害などによる浮腫ふしゆの治療に用いられる。アミノフィリン・塩化カリウム・フロセミドなど。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

利尿薬
りにょうやく
diuretics

利尿剤。腎臓(じんぞう)における尿の生成を促進し、尿量を増加させて浮腫(ふしゅ)(むくみ)を消退させる薬剤をいう。腎臓に直接作用する腎内性利尿剤と、間接的に作用する腎外性利尿剤に分けられる。腎内性利尿剤には、(1)糸球体濾過(ろか)を促進するものとして、カフェインなどキサンチン誘導体、(2)遠位曲尿細管の再吸収を抑制するものとして、チアジド系や抗アルドステロン薬があり、(3)ヘンレの係蹄(けいてい)(Henle's loop)および近位曲尿細管の再吸収を抑制するものに、水銀利尿剤やフロセミドなどがある。腎外性利尿剤には、(1)強心利尿剤としてジギタリスなどの強心配糖体、(2)浸透圧性利尿剤としてカリウム塩(酢酸カリウムなど)、尿素、マンニトール、イソソルビドなどの高張糖液、(3)アシドーシス性利尿剤として塩化アンモニウムなどがある。最近では水銀利尿剤は、毒性のためまったく使用されなくなり、フロセミドなどのループ利尿剤、チアジド系や抗アルドステロン薬が降圧利尿剤として繁用されている。
 また、効力の強さから次の三つに分類される。(1)強力な効力をもつものとしてループ利尿剤、(2)中等度の効力をもつものとして炭酸脱水素酵素阻害薬(アセタゾラミド)や抗カリウム利尿剤(カリウムの排泄(はいせつ)の少ない利尿剤で、スピロノラクトンなど)および浸透圧性利尿剤がある。ループ利尿剤にはフロセミド、ブメタニド、メフルシド、エタクリン酸などがあり、チアジド系にはヒドロクロロチアジドをはじめ、トリクロルメチアジド、ベンツチアジド、エチアジドなど多くの薬剤がある。チアジド類似薬にはキネタゾン、クロルタリドン、クロレキソロンがあり、抗アルドステロン剤にはスピロノラクトン、カンレノ酸カリウム、トリアムテレンなどがある。
 利尿剤では電解質のバランスが問題で、とくにカリウムイオンの排泄が大であることから低カリウム血症をおこすことがある。また、ナトリウムイオンも排泄することから降圧作用を現すものが多く、降圧利尿剤とよばれる。ジギタリスのような強心作用をもつものは、強心利尿剤といわれている。[幸保文治]

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