生カード(読み)なまかーど

知恵蔵mini 「生カード」の解説

生カード

個人情報やカード番号などのデータが一切入力されていない状態磁気カードのこと、特にそのようなクレジットカードのこと。もともとカード製造会社などにおける業界用語として使われてきたが、一般には情報の入っていない磁気テープを貼り付けた「偽造カード作成用のプラスチック板」のことを言う。それらの大半外国で製造され、なんからの方法で盗み取られたデータが入力されて偽造カードが作られる。日本では、16年5月に生カードを用いたとみられる約18億6000万円の不正引き出し事件が発生し、同年6月29日には生カードおよそ2000枚が中国から羽田空港に密輸され東京税関が押収している。

(2016-7-14)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android