生成関数(読み)せいせいかんすう(その他表記)formation function

日本大百科全書(ニッポニカ) 「生成関数」の意味・わかりやすい解説

生成関数
せいせいかんすう
formation function

溶液中における錯体の安定度を示すもので、錯体の解離定数逆数をいう。配位子Aが金属イオンMと結合して錯体を形成する場合、MとAとの間に平衡が成立するとする。これらの平衡で配位子Aが金属イオン1個当り平均何個配位しているかの数を生成関数という。デンマークのビエルムNiels Bjerrum(1879―1958)の命名による。

[戸田源治郎]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の生成関数の言及

【母関数】より

…生成関数ともいう。べき級数と数列{an}は1対1に対応する。…

※「生成関数」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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