生間流(読み)いかまりゅう

精選版 日本国語大辞典 「生間流」の意味・読み・例文・類語

いかま‐りゅう‥リウ【生間流】

  1. 〘 名詞 〙 料理法および包丁式流儀一つ室町時代京都の人、生間出雲守兼信のはじめたもの。〔明和新増京羽二重大全(1768)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典 「生間流」の解説

いかまりゅう【生間流】

日本料理の一流派。武家料理を伝える。鎌倉時代源頼朝から生間姓を賜り、足利家・織田家・豊臣家に仕えたとされる。京都・西陣の和食店「萬亀楼」の小西重義(生間正保)が二九代目家元。まな板の上の魚や鳥に直接手を触れず、包丁と箸を用いて料理し、めでたい形に盛りつけて見せる「式包丁」を今日に伝える、代表的な流派とされる。

出典 講談社和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android