生駒長一(読み)イコマ チョウイチ

20世紀日本人名事典 「生駒長一」の解説

生駒 長一
イコマ チョウイチ

昭和期の水平社運動



生年
明治38(1905)年1月20日

没年
昭和20(1945)年9月30日

出生地
愛知県名古屋市西区平野町

学歴〔年〕
小卒

経歴
小学校卒業後陶器下絵工として働き、大正12年愛知県水平社結成とともに運動に参加、県水執行委員を経て、愛知青年連盟委員長。昭和3年全国水平社中央委員、5年豊橋連隊差別糺弾闘争では北原泰作らと現地指導。7年全水解消闘争委員会結成で中央準備委員となり、コップ愛知地協に参加、アナキスト系の全水青年連盟、全水解放連盟で活動、のちボル派に転じた。15年北原泰作らの部落厚生皇民運動に参加、同年8月全水から除名され、愛知県水平社を解散させた。戦後、部落解放運動再発足に参画生涯を水平社運動にささげた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「生駒長一」の解説

生駒長一 いこま-ちょういち

1905-1945 大正-昭和時代前期の部落解放運動家。
明治38年1月20日生まれ。大正11年結成された愛知県水平社の執行委員となる。15年愛知青年連盟委員長,昭和3年全国水平社中央委員。アナーキスト派から共産派に転じ全水左派として活躍。北原泰作らと全水解消をすすめた。昭和20年9月30日死去。41歳。愛知県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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